一畳日記

もうひとつの人間観

仕事辞めそう


神田明神の大黒様
昨日、上司(会社の代表)と現場に向かっていたところ、突然上司が「引退を考えている。」とこぼした。
私は思わず「弁護士やめるんですか?」と聞いた。
「弁護士は引退しないけど、経営をね…。」と続ける上司。それから、部下たちに共同経営をさせること。自分は支店へ行って若手を育てること。手がけている別の事業の後継者を探していること。等々、ぶつぶつと語りだした。

手がけている別の事業
これが私の仕事である。後継者?そんなもん、勢いで作った事業の尻ぬぐいを誰がやるというのだ。聞けば教え子だという。経営の能力がないとは思っていたが、最後まで散らかしていくつもりか。やはり辞め時だと感じた。

翌日会社の先輩(経理の人、上司の首根っこと経営のカギを握っている。)に上記のボヤキをチクったところ、経営者が変われば事務方(私たち)の地位も補償されなくなるんだからいい加減なことを口走るなと釘を刺したと聞いた。
なるほど。そこまで考えは及んでいなかったが確かにそうだ。しかし更に驚くべきは、釘を刺されたあとの上司の発言である。

「首を切るのは俺じゃない。後の奴らだ。」

実は先日、転職活動をしていたところ、内定を頂いた。
しかし現職の状況からすぐに辞めますとは言えず、返事の猶予を与えてもらっていて、ひとりでグルグルと(ほんとうに辞めていいだろうか。もっと転職先を広げるべきだろうか。)と悩んでいた私は馬鹿か。さっさと辞めなければ。

来週、退職の意を伝えるつもりだ。ドキドキ。